|
月明りの中でのハイキング。
なんともロマンチックなサウンドではないか。午後も2時を過ぎてから登りはじめ、思うにままならいペースの中で、グランドキャニオンに沈んでいく夕日を眺めた。午後6時過ぎ、夕日に照らされ様相をすっかり変えたその姿は、“美しい”の一言よりも、あまりの悠々しさにまわりのもが動きを止める。その威厳を誇るかのように、ゆっくりゆっくりと時間をかけて、夕日が沈んでいく。ふと気づくといつの間にか辺りが暗くなり、月が輝きだした。思わぬ誤算で、夜道を歩く羽目になる。“思わぬ誤算”なので、トレイルを照らす懐中電灯を持っていない。トレイルの上をみあげるとポツンポツンと懐中電灯の明かりがつきだす。私たちの後方にもそれが確認できた。文字通り、月明りだけをたよりに歩いた。ちょっと月明かりからそれると、もう真っ暗闇。“一寸先は闇”、ってこういうことから生まれた言葉なのかな、とつまらないことを考えながらひたすら歩く。
|
|

South Kaibab Trail から Bright Angel Trail
への橋
|